初めて大腸内視鏡を経験して。自分が、がんなのか?を知るという事。

医療
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自分は、がんなのか?を知るという事

40代男の筆者。そろそろ、がんの事も考えなくては?と思う時期かと思います。この記事を見てくれている方も、自分もそろそろ?と思ってらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

ボクは医者ではなので、「あれがよい、これが絶対の方法だ」ということは言えません。ただ、がんの事を考えた筆者が、何を思い、何を考え、その結果どういう選択をしたのか?このあたりを、記事にしています。読者の皆さんに対して、何か参考になれば、幸いです。

誰でも抵抗はある

みなさんは、大腸内視鏡を受けたことがありますか?何か、病気の疑いがあり、医師からその必要性を迫られて、まあいわゆる強制的に受けたことがある。という人はいらっしゃると思います。

では、普段の検診で大腸内視鏡を受けている、という人は、どれくらいいるのでしょうか?普段の検診で大腸内視鏡を受ける。その目的は、「病気の早期発見」だと思うのですが、そのほとんどの人が、「大腸がん」を考えての事だと思います。でも、こういった検査って、他の検査と違て、何だか気が引けるというか、とっつきにくい感ってありませんか?特にがんの検査ともなると、内視鏡に限らず、ほとんどの人が、

  • 「がん?まだ先の話だし...」
  • 「なんか大袈裟だなあ...」
  • 「お金かかるよね...」
  • 「忙しくて、そんなヒマなんて無い」
  • 「おしりをお医者さんに見られるなんて恥ずかしい」

と、このような、もっともらしい理由をつけて、なんとなく、「ま、いっか」で敬遠するんですよね。では何で、こんなもっともらしい理由をつけてまで敬遠するのでしょう?ボクは、みなさんの心の中に、ある心情が隠されているのではないか?と思っているのです。それは、

  • 「もし、がんと診断されたら、人生が変わり、場合によったら、最悪の覚悟もしなくてはならないかも?」

これに尽きるのでは無いでしょうか?

実際のボクもそうでした。そして、人にそのように思わせる「がん」という病気。最近は治るようになってきたというけれど、それも、「早期発見」があってこそ。そう考えると、まだまだ人類は、この病気を克服できておらず、己に、「もしも」をちらつかせる。笑い事ではないけれど、ラスボス感満載、悪のオーラ出まくりで、はっきり言って怖いです(笑)

検便とは?

ラスタ
ラスタ

悪のオーラがすごいニャ...

大腸がんの検査ということで、「検便」をしいている、という人もいるのではないでしょうか?便を検査して、潜血しているかを見る。もし便に血が混じっているというのであれば、内臓のどこから血が出ているか?さらに詳しい検査をしていく。

ボクは、医者ではないので、安易に「あの方法が良い」という事を言えません。ですが、個人的な意見として、「大腸がんの発見」において、「検便」という方法は選択していません。その理由として

  • 大腸がんだからと言って、便に血が混じるとは限らないから
  • 便に血が混じっている時は、がんが、かなり進行している場合もあるから

「血が混じっているか?をみて、混じってたら、その後の対応を考える」

これが、検便です。

しかし、「大腸がん」という病気を考えた時、これは非常に「受け身的な検査」だという感想を抱かずにはいられません。だって、「早期発見」が重要とされているのに、そこに重点が置かれていないのですから。

大腸内視鏡とは?

これが内視鏡ならどうでしょう?大腸の内側を映像で全部チェックして、もし腫瘍が見つかった場合は、もしその腫瘍が小さければ、内視鏡の先からワイヤーが出て、その場で切り取っておしまいです。切り取った腫瘍が良性か悪性か?の問題はありますが。いずれにしても、内視鏡を「定期で行う」ことによって、「早期発見」を促し、もしその時見つかった小さな腫瘍は、「内視鏡でその場で切り取れる(手遅れで開腹手術をする必要がない)」ということで、自分は、検便ではなく、大腸内視鏡を選択しています。

大腸がんにおける、内視鏡検査とは
  • 検便に比べ、より「能動的に」がんを叩いていく手法
  • 早期発見を可能にする
  • 初期の腫瘍なら、開腹手術せずに、その場で切り取って終わるケースが多い
  • 定期で行うことに意味がある

大腸がんを患った人の話

会社の仲間で、「大腸がんを経験した人」から、体験談を聞きました。

会社の仲間<br>
会社の仲間

お腹に違和感を感じ、大腸の内視鏡を受けた。すると、どす黒い山のような腫瘍があった。その先が噴火口のようになっていて、そこが、ゆっくりとドクンドクン...とするたびに、血が、じわりじわり...と滲み出していた。それを見た時、ああ、自分はもうダメだ...と思った。

会社の仲間<br>
会社の仲間

肝臓に転移していた。1回目の手術で、肝臓にもメスを入れた。大体取ったと思われていたが、小さな病巣が残っていたらしく、1年後、2回目の手術が必要になった。脾臓も取った。

会社の仲間<br>
会社の仲間

手術では、お腹をざくざくに切った。キズ後がすごい。

非常にリアルですね。因みに今、その人は、元気に生きています。よかったね!

何を選択するか?後は、きっかけ

自分は、がんなのか?これを知るということは、怖いことだと思います。やれ早期発見が~とか、やれ内視鏡が~とか言ってみても、中々その一歩を踏み出せない人も多いかもしれません。まあ、後はきっかけですね。因みに自分の場合は、

  • 40代であったこと
  • 姉が大腸がんを経験していること

でした。そのきっかけが無かったら、いつまでもグズっていたかもしれませんが、今は、やってよかったと思っています。だって、大腸がんに関連する悩みが、大分軽くなったのですからね。

後は、あなたが何を選択するかです。

大腸内視鏡検査の流れ

以下に、簡単な、検査の流れを書いておきます。

  1. 前日の夕飯は、21:00までに済ませる。消化の悪い繊維物は避ける。
  2. 当日の午前中、約2時間以上くらいを掛けて、下剤をのむ。
  3. 午後に検査をする。所要時間は、30分程度。
  4. 検査時、麻酔を打ってもらった人は、検査後、誰かに迎えに来てもらう。

以上です。

先生の話

先生
先生

今、お腹を叩いてるこのあたりに、内視鏡があるんだ。ホラ、画面を見てごらん、揺れてるだろう?

ラスタ
ラスタ

(^^;

先生
先生

大腸の向こう側、何か赤いものが、透けて見えてるよね。あれは肝臓さ。

何が言いたいのかと言うと、大腸ってのは、向こうが透けて見えてしまうほど、薄いんだよね。

ラスタ
ラスタ

ひぇぇぇ・・・

最後に

「がん」というのは、人類がまだ克服できていない、「もしも」をちらつかせる、そんな病気であると思います。そして、「がん」というその響き。このネーミングにも、怖いイメージを連想させる、悪のオーラを存分に出している事に、一役買っているように思います。

以前、ラジオかテレビで、こんな話を聞きました。「やはりこのネーミングが良くないよね、もっと明るいイメージのネーミングにすれば、がんへ対する恐怖心も和らぐのにね。」と、その人は言ってました。「試しに、がんじゃなくて、「ポン」という名前に変更したらどうだろうか?大腸ポン、胃ポン、肺ポン、ね?なんとなく笑えるでしょ?がんへ対する恐怖心も、大分和らぐんじゃないかなあ(笑)」

最近の医療の進歩は目覚ましいものがあると思います。

しかしながら、がんという病気は、まだ人類が克服したとは言えません。

でも、早くこの病気の事を、胃ポン肺ポンと笑い飛ばせる位に、人類が克服出来たらいいですね。

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