みなさん、献血の経験はありますか？献血というものは、その人の血液を他の人に提供する関係上、その人の体調がものすごく重要になります。血を抜くことで、提供する側が重篤な状態になってしまうのは非常にまずい事ですし、受ける側にも何か重大な病原菌やウイルスが移ってしまうのは避けなければなりません。献血を初めてやる人はもちろん、いつも献血をしている人も、献血の時には、その時の体調には、十分気を付ける必要があります。
ここでは、自分の経験をふまえ、献血をする時の体調について、気を付けたい事を挙げてみたいと思います。
献血を見合わせるべき体調について
まずは、日常的に起きそうな事で、気を付けたい事のおさらいです。
- 寝不足
- 直近の食事を抜いている
- 熱がある
- 疲れてる
- 流血を伴う怪我をした
- 風邪の症状、下痢などの体調不良がある
- その他
上にも書きましたが、献血とは、自分の血液を抜き、相手に提供する行為です。血を抜くことで自分が体調不良に陥る事や、まして相手に何かしらの病気を移すのは、厳禁です。自分に何かこれらの体調不良の兆しがあるときには、正直に先生に打ち明けましょう。場合によったら、予約をしていてもキャンセルする勇気を持ちましょう。
こんな時はどうする？稀な事案について
体調については、普段から気を付けたいものですが、人間生きていれば、色々なケースに遭遇します。稀な事案や、その人固有の事案もあるかもしれません。ここでは、自分の経験を下に、気を付けたい事案を挙げたいと思います。
スズメ蜂に刺された
先日、庭で草刈りをしていた時の事です。草刈りを大分サボっていたせいか、庭の草はボウボウ。ビーバー（エンジン付きの小型草刈り機の事）で刈ることにしました。調子よく刈っていると、右手の甲のあたりに、何かチクッとしたものが。初めは、ビーバーのナイロンコードが小石でも弾いて、手に当たったのかな？と思っていたら、続けて右のコメカミ辺りにもチクッ。慌てて顔を上げると、蜂がブンブン飛んでいるではありませんか。慌ててその場所から逃げました。
刺されるまで気が付かないなんて暢気だなと思われる人もいるかもしれません。ですが、ビーバーによる草刈り中は、エンジンの音がうるさいので、蜂の羽根の音は全く聞こえません。それで蜂の巣も巧妙に藪の中隠されているので、ビーバーで蜂の巣を壊してしまって、それに気づかずに蜂に刺されるのは少なくない事例なのです。みなさんも、気を付けましょう（泣）
さて、そこで気になるのは、献血についてです。スズメ蜂に刺されてしまった自分は、今後献血できるのだろうか？また、出来るとしたら、いつから献血可能になるのか？疑問を明らかにするために、直接聞いた方が良いと思い、赤十字社のお問い合わせでメールにて質問してみました。そこでの回答は、以下の通です。
- まずは、スズメ蜂に刺された箇所の腫れが完全に引くのを待つ
- 腫れが完全に引いてから、4週間開ける
こうすることで、また献血が出来るとのことです。そして献血ルームに訪れた時は、問診の時に忘れずにその事を先生に報告しましょう。
余談ではありますが、スズメ蜂に刺された時は、アナフィラキシーショックが気になるものです。世間で、蜂に以前刺されたことがある人が、後日2度目を刺されると危ないと言われる例のアレです。そのような状況で必ずアナフィラキシーが起こる分けではないのですが、その条件に当てはまる人は気になるものです。そんな時は、皮膚科に行きましょう。自分の体に蜂の抗体があるのかどうか？アナフィラキシーを起こしやすくなっているのかどうか？調べてもらう事ができます。
血漿が白く濁る、乳び
先日献血をした時の話です。看護師さんからこんな話を聞きました。
この前の献血の血漿、乳びで濁っていたんですよね…
え？にゅ、乳び？何ですかそれ？
直近の食事で、おいしい物を食べていると、なる人がいるんですよね。
前回のは濾したら何とか使えましたが、あまりにもひどいと使えなかったりするので、注意してくださいね。
は、はい…^^;
ここで看護師さんの言っている「おいしい物」とは、脂肪分の多い食事とのことだそう。ラーメンや焼肉などがそれに該当するようですね。ということで、乳びについてまとめると、
- 「おいしい物」とは、脂肪分の多いメニューの事である
- 直近、または前日の食事が影響する
- 乳びが出た献血は、ろ過すれば使えるが、程度がすごいと、使えない
みなさん、食事には、十分配慮しましょうね（笑）
大腸ポリープを取った
先日、大腸の内視鏡をした際、小さなポリープが見つかりました。そんな時は大体、内視鏡の先からワイヤーが出てきて、その場で取ってしまうのではないでしょうか？ポリープの大きさにもよると思いますが、自分の時は、毎回そうです。それで取ったポリープは、医大などに回されて、そのポリープが、良性なのか？悪性なのか？それともその他なのか？と、検査に回るはずです。それは、その時の状況によって変わるかと思います。その後の献血については、先生の指示に従いましょう。
因みに自分の時は良性のポリープで、そのあとは献血出来ました。
人生、色々ある…
人生の俳句
藪草を
刈る刺されるも
蜂都合
蜂に刺されるのは嫌な事で、避けたい事ではあるが、人間に勝手に巣を壊された蜂の立場に立ってみた場合、それは人間を攻撃するのに十分な理由であり、それが蜂側の都合なのだ。という意味。
ソード10
痛みなども全て受け入れるカードです。蜂にも都合があるように、相手の事を思い、時には痛みも受け入れることで、岐路を良い方向に進むことが出来るきっかけとなるかもしれません。
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