みなさん、献血ってやっていますか?初めて献血してみようと思ったのは、どんなキッカケですか?
献血を始めたキッカケ
自分の場合は、とある日、別件で駅周辺を歩いていたら、献血の受付の人が立っていて、その人に話しかけたのが、キッカケです。
すみません、ボクって献血できますか?
第一回目の献血を〇歳位までにしてないと、出来ないみたいな話聞いたんですけど・・・
年齢的には出来ると思います!
でも、出来るか出来ないかは、他にも判断基準がありますので、もしよろしければ、中へどうぞ!
こうして案内されたのは、「献血ルーム」というところ。「へぇ、バスじゃないんだ。」と思いながら、ルームの中へ。するとそこは、すごくきれいな場所で、ドリンクフリーだし、漫画も読めるし、献血するためのベッドもいくつもあり、看護師さんは優しいし、なんかこう、近未来的な、最先端な、そんな印象を受けました。
それから一通り検査を受け、無事に献血が終わったんですが、初めての経験と、人の役に立つことをしたという思いからか、妙に気分がハイとうか、高揚感に包まれていたのを思い出します。
それからというもの、献血の魅力にハマってしまったボクは、定期的に献血ルームに通うようになりました。勘違いやらなんやらで、献血を敬遠していた自分ですが、今ではすっかり、立派な献血男子です(笑)
今回は、献血をまだしたことがないが、興味はある「Pre初心者」の目線で記事を書いていきます。
献血のメリット
みなさんは、どんな趣味がありますか?特に趣味がないという人は、献血を趣味にしてもいいかもしれませんね。ちなみに、自分が思う、献血のメリットは、次の通りです
- 人助けする行為が出来る
- 達成感、高揚感がある
- 体の中の減ってしまった血液は、一定期間で勝手に元に戻る
- 自分は「血小板献血」を求められるが、その事に使命感がある
- 献血ルームは、とても素敵
- お礼の品が貰える
- 「ラブラッド」の会員になると、予約で待ち時間なし
どうぞ、参考にしてみてください。
献血出来ない人もいる
- 最近、歯科治療を受けたり、外傷などで、出血があった人
- ピアスの穴開けや入れ墨などをした人
- 特定の病気にかかっている人
- 輸血歴や臓器移植歴の経験がある人
- 海外渡航歴がある人
- 一定期間内に、特定の服薬や予防接種をした人
- その他
詳しくは、「献血をご遠慮いただく場合」で検索して、赤十字社のwebで確認してください。
献血の種類
- 全血献血(400ml、200ml)
この量を献血をします。献血初めての人は、献血ルームの方で少なめの200mlで様子を見てくれるかと思います。しかし、200mlと少ない量ですと、患者さんへの輸血の際に、たくさんの人の血液が必要になり、手間もリスクも高まります。慣れてきたら、400mlでいきましょう!
- 成分献血(血漿、血小板)
血液の中の、血漿や血小板などの、成分を中心にする献血です。取らない赤血球などは、工程の中で、また体の中へ戻すという衝撃的な献血です(笑)
- 血を抜く
- 抜かれた血液を遠心分離機にかけ、必要成分を取る
- いらない成分(赤血球など)は、また体の中(!)へ戻す
1~3の所要時間は12~3分ほど。これを複数セット(4回?)行う。血小板は、保存期間が4日しかないため、需要が高めです。献血バスでは出来ない事がほとんどだと思います。献血ルームへ行きましょう。
尚、「献血基準」で検索すると、赤十字社のwebで、「年齢、体重、必要成分量、年間の最大回数」などを見ることが出来ます。
「献血ルーム」がおすすめ
上の方でも書いてある通り、献血は、献血ルームがおススメです。それを基に、献血の流れを簡単に説明します。
- 「献血ルーム 〇〇県」で検索し、近くの献血ルームを探す
- ラブラッドの予約か、飛び込みで献血ルームへ訪れる
- (初めてなら)氏名、住所、生年月日など基本情報の登録をする
- 各種問診を受ける
- 血液検査をする
- 献血をする
- 十分に休憩して終わり
所要時間は、献血前の問診や、献血後の休息時間を含め、
- 全血献血なら、1時間弱程度
- 成分献血なら、2時間弱程度
を見ておけばいいでしょう。
血小板献血後、体調不良になった話
まだ、血小板献血を始めたばかりの頃の話です。
血小板献血は、ベッドの上で血を抜いている時間も割と長いです。4~50分ぐらいが立ち、そろそろ終わるかな?と思ったあたりからでした。急に、唇のあたりが痺れてきたのです。これがどんな状況かよく分からなかったけど、もうそろそろで終わるころだし、もう少し我慢してみるかな・・・そして献血が終わり、看護師さんが針を抜きました。その辺りから、意識が急に遠退いて、意識を失う感じになったのでした・・・
クエン酸反応
成分献血では、一度抜いた血液を、また体の中に戻します。その時、血中のカルシウムの作用によって、血液が非常に固まりやすくなります。それを防ぐために、血液を体に戻す際に、クエン酸を混ぜるそうです。
詳しくは、「成分献血 クエン酸」で検索してもらえばと思いますが、要約すると、
- 成分献血では、血中のカルシウム濃度の低下が、「唇の痺れ」として出ることがあるよ
- この症状が出たら、看護師さんにいえば、クエン酸の流入速度を遅くするなどの処置をしてくれるから、我慢しないでね!
血管迷走神経反応(VVR)
これから針を刺されるという不安や、体調、ストレスなどにより、迷走神経が刺激され、脈拍が低下し、めまいや吐き気、失神などが起きることが稀にあるそうです。詳しくは、「献血 血管迷走神経反射」で検索してもらうとして、要約すると、
- めまいや吐き気、立ち眩みが起きたら、すぐに看護師さんに言ってね
- 献血後、しばらく時間がたって、帰りの道中でも起こるから、注意ね
- 献血中は「レッグクロス運動」をするといいよ(「献血 レッグクロス運動」で検索)
改善案
結局、自分の体調なども関与していると思われるため、自分がとった改善策は次の通り。
- 睡眠時間をしっかりとる
- 食事を抜かない(当時、朝食抜きをしていた)
- 運転時間を考慮し、疲れないように、時間に余裕をもつ
- サプリや食べ物などで、カルシウムを補っておく
- 献血前には、フリードリンクで、しっかり水分補給をする
- 献血前には、フリーお菓子を食べておく
- 献血中はレッグクロス運動をする
個人差があるので、これが万全なのかは分かりません。もし体調不良に見舞われたら、遠慮なく看護師さんや医師に申し出ましょう。
意外と侮れない「外傷」
「外傷」と聞くと何だか大袈裟ですが、要は、「擦り傷、切り傷」のことです。「ああ、なんだ、切り傷か」こう思われる方もいらっしゃると思いますが、これが意外と侮れない(笑)
この外傷があると、傷が治るまで献血出来くなる場合が多いです。
- 血、組織液が出ていたらダメ
- 膿んでたらダメ
- 乾いてないとダメ
- その他、基準あり(要、献血ルーム医師に相談)
出血した場合は、体内に色々な感染要素があるため、抵抗力の弱まっている輸血を受ける患者さんの体を、最優先に考えての事だそうです。
その他、外傷ではないけど、出血に関しての他の特記事項としては、
- 鼻血の時は、そこまで気にしなくてもよい(要、献血ルーム医師に相談)
- でも歯科治療時は、出血した可能性があるから、3日間は不可(要、献血ルーム医師に相談)
など、出血に関しては、色々判断基準があるようです。献血前の問診検査でも十分チェックすると思いますが、もし思い当たる節があれば、この時隠さないで素直に相談しましょう。また、献血に赴いて、そこで出来ないと言われても悲しいので、事前に電話で確認してもいいかもしれません。
献血は、患者さんファーストです。患者さんのために行動しましょう。
やはり、患者さんが最優先
献血に行ったときに、様々な理由で献血をお断りされる事があります。ほとんどが、こちら側の体調、不備によるものなのですが、中には、「折角都合をつけて、交通費まで使ってきたのに、出来ないなんて、納得できない。その時の医者看護師の主張は正しいのか?」と言う人もいるようです。
自分個人としては、自分の満足感を考えて献血を推してきましたが、やはり、患者さんが最優先です。自分の都合、主張ばかりを押し通すのはやめましょう。
聖杯2
- 相手を想い、自分の想いを、渡す
- 相互理解を深める
なまじ、相手が見えないからこそ、相手を想う行動基準をとりましょう。
もし、何か思い当たる節があれば、隠さずに先生に相談、または、予約自体をキャンセルする勇気を持ちましょう。
「相手が見えないからこそ、相手を想う行動方針を」
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