皆さんは、悪そうな意味や絵柄のカードというと、どんなカードを思い浮かべますか?大アルカナだと塔、悪魔、死神、あたり?小アルカナだとソード3や10とかが、見るからに痛々しそうですね。
仮に、ワンオラクルでの簡単な占いをした場合。「今日の運勢は?」となった時に、塔やソード3が出たらどうでしょう?何だかドキッとしますよね?
塔の意味は、破壊であったり、急なアクシデントであったり。でも、塔が出るたびに、世界が破滅していたら、たまりませんよね?ですので、そういった良くない絵柄や意味のカードの時に、どのように対処したらいいか、考えたいと思います。
悪を連想するカードとは
- 死神=運命の終焉、やはり命が終わるイメージ
- 悪魔=呪縛、快楽におぼれて抜け出せないイメージ
- 塔=破壊、築き上げてきたものが、突然に全崩壊するイメージ
- ソード3=痛み、とにかく痛そうです・・・
- ソード10=苦痛、とにかく痛そうです・・・
というか、ソードあたりは、痛そうだったり、迷ったり、逃げたり、で、全般的に良くなさそうなカードが多いですね・・・こういった、意味や絵柄が悪いカードは、どうやって解釈をして、落とし込んでいけばいでしょうか?
「悪」とは
「悪」と一口に言っても、「極悪」、「チョイ悪」、場合によったら、「必要悪」なんてものもあります。これは、先人たちが、悪について色々と思考を巡らせてきた結果なのかなと思っています。タロットカードにおいても、色々な悪の過程や、レベルがあってもいいのかなと思います。
災厄度のレベルを落とす
悪を連想させるカードなのですが、上でも述べている通り、塔が出る度に世界が終わってしまうのは、やはりつらいものがありますから(笑)ですのでもう少し災厄度を、日常にいくらでもありそうな位に落としてやらないと、使いずらいですよね。要するに、「極悪をチョイ悪に」位のイメージですね。
- 死神=取捨選択をし、必要ない物には見切りをつける
- 悪魔=分かっちゃいるけど、やめられない
- 塔=突然の天候変化に注意する、事故やアクシデントに注意する
- ソード3=ドキッとするような出来事が起こる
- ソード10=痛いけど我慢している
※もちろん、これは一つの例です。色々な解釈があると思います。
ポジティブに考える
元々、悪い意味や絵柄ではあるのですが、悪を表すその過程にも注目し、うまくポジティブに捉える感じですね。
- 死神=新しく始めるために、必要な終わり。卒業式のイメージ?
- 悪魔=誰にでも欲望はある。
- 塔=瓢箪から駒、災い転じて福、稲光
- ソード3=止まない雨はない、雨降って地固まる
- ソード10=今最下層で更に落ちることは無い
カードの意味とは無関係な連想をする
でもやっぱり、こういうカードが出てきたら、ドキッとしてしまう。そこで、カードの色や絵柄の形から、無理やり悪くないものを連想するという強硬手段もありかなと思います。もちろん、カードから受けるインスピレーションは大事にしないといけませんが、カードの意味を引き出す上で、色々な手段があった方がいいと思うので、こういう方法も試してみて下さい。
- 死神=余分な肉が落ちて、ダイエット成功!、カッコいいチョイ悪!
- 悪魔=楽しい楽しい合コン!、夜型の生活!
- 塔=非日常バンジージャンプ!、急にアイデアが閃いて体が熱く興奮する!
- ソード3=しっかりした3脚で雨風に負けない!、レバーやハツを食べる!
- ソード10=針治療を受ける!、見つからないように地面に伏せる!
悪いカードは、初心者泣かせ!
それにしても、悪いカードっていうのは、いつ引いてもドキッとしますね。ここでは、悪いカードを引いた時の体験談を書きます。
初心者講習で「悪魔」を引いた話
初めて、タロットの初心者講習に出た時の話です。
講師の方に「まずは、『タロットカードを学ぶ』をキーワードになんでも質問を作って、大アルカナ22枚の中から1枚引いて、自由に解釈をしてみて下さい。」と言われました。自分としては、「タロットカードを学んでいくと、どうなるか?」的な質問で、カードを引いてみました。そこで引いたカードは、「悪魔」・・・講師の方にも、「引いちゃいましたね~」と言われました(笑)
人生で初めて引いたカードが「悪魔」。少し、面食らいました(笑)それでも、なんとか解釈をひねり出さないといけません。講習でもらった簡易テキストには、悪魔の意味で、「束縛」とか「マイナス思考」とか「欲望」、「嫉妬」と、見事なネガティブキーワードばかり(笑)
どうしようかと思案していたのですが、偶々その中に「虜になる」というキーワードがあったので、「(タロットカードを学んでいったら)魅力にハマり、虜になる」という答えを、なんとかひねり出したのでした。
いや~、悪いカードっていうのは、初心者泣かせで、参りますね!
初めて「塔」を引いた話
毎日のワンオラクルをしていた時の話です。
当時、山道を通って通勤していました。朝方だからか、それとも梅雨の時期だからか分かりませんが、向こう側にあるはずの山が、いつも雲に覆われていて、ほとんど見えたことがありませんでした。そこでその日の質問が、「今日の朝の出勤時、山は見えるか?」というものでした。
何気ない毎日の質問のつもりが、引いたカードが、「塔」。「ついに自分も引いてしまったか」と思いました。
しかし、この悪いカードから、「山が見えるのか?」の答えを導かないといけません。
結局、塔を山と見立て、「周りに雲はあるものの、山は隠れていないので、山は見える!」という解釈をしました。
結果は、見事にあたり。山は見えました。いつもは見えない山が見え、しかもこの悪いカードで当たりが引けて、ちょっと感動したのを覚えています。
初めて「ソード10」を引いた話
これも、ワンオラクルをしていた時の話です。
その日、失くしものをしてしまい、困っていました。そこでその日の質問が、「失くしものは、何処を探せば出てくるか?」というものでした。
どんなカードが出てくるか?まだあまり慣れていない時期だったのですが、出てきたのは「ソード10」。この痛々しいカードから、「何処を探せば、失くしものが出てくるか?」を導かないといけません。
結局、地面にうつ伏せの姿から、「ベッドの下や机の下など、地面にうつ伏せになって探せるところ」と解釈しました。
結果はハズレ。リュックのポケットの中から出てきました。では、どういう解釈をすればよかったのかと、今は思うばかりです。
最後に
いかがだったでしょうか?
悪いカードから、あまり衝撃を受けない方法をいくつか挙げてみました。
逆に、「良い意味のカードから、悪い感じの解釈をする」という方法もあると思います。色々なインスピレーションで、色々な解釈を楽しみましょう!
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