皆さんは、タロットで占いをするとき、カードの意味やキーワードを、どのように導き出していますか?
- 魔術師=「創造」、「知識」、etc
- 女帝=「母性」、「愛」、「豊穣」、etc
- 塔=「破壊」、「アクシデント」、「事故」、etc
あたりでしょうか?何故ならこれらは、タロットカードの書籍や、カードの意味を取り扱ったwebサイトなどに書いてありますからね。こういったキーワードを、どれだけ暗記しておけるか?その量如何によって、占い内容にも大きく関わってきます。そして、こういった「文字を暗記する」というのは、言語を司る左脳的であると言えます。
右脳を使った発想力とは?
それに対して、イメージを司るという「右脳」。よく、タロットカードの占いの講師さんから、「カードの絵柄を見て、そこから意味を連想してイメージしてみて?」なんて言われたことないですか?
- 左脳を使った暗記力
- 右脳を使った発想力
リーディングって、この2つの相乗効果で、得られるものなのかな?と思います。ですので、左脳を使ったキーワードの暗記と同時に、「右脳を使った発想力を鍛えておく」のは、重要課題の1つと考えます。
アフタータロットとは?
皆さんは、「アフタータロット」というのをご存じですか?
最もスタンダードなタロットカードとして世界中で愛用されている「ウェイト(ライダー)版」。
「アフタータロット」とは、そんな「ウェイト(ライダー)版」に描かれたイラストの「その後のちょっと先のストーリー」を描いた作品となってます。
通常のカードは静止画なのですが、そこから、「その後のちょっと先の未来を考える」という、時間軸に着目したその発想力が素晴らしいですね!
絵柄や内容も素晴らしいので、コレクションの1つとして手元に置いてもいいと思います。そして、それを実際に使うことも出来ますからね。
しかしながら、上記でも述べたとおり、「その後のちょっと先の未来を考える」概念は、発想が素晴らしいだけに、是非自分でも取り入れたいところ。「アフタータロット」の絵柄は、それはそれとして、自分でも、自分なりの、「アフターな展開」を考えてみてもいいのではないかと思います。それが、「右脳を使った発想力を鍛える」事につながると思います。何より、楽しそうですからね(笑)
アフター時間軸発想法とは?
では、早速ルールの説明です。せっかくだから、「その先の展開」のアフターの他に、「ちょっと前の過去の状態」のビフォーを考えるのも、面白そうですね(笑)
- アフター=ちょっと先の展開を考える
- ビフォー=ちょっと前の過去の状態を考える
- 場合によったら、更にその先、あるいはその前の2段階の展開も面白そう
- ビフォーとアフター、いくつでも出して良い
- 考えたビフォーとアフターを、図柄として自分なりにイメージする
ソード6
- 顔を隠しながら船に乗り込む。「逃避行」
- 剣を船底に突き刺す。「やり場のない悔い」
- 武器屋の家族が、手持ちの武器を船に積み込む。「事業の失敗」

- 不慣れな船上で大きくバランスを崩す。「不慣れな手際」
- 剣を刺した船底から水が浸入。「しっぺ返し」
- 見知らぬ対岸へ渡れる。「一縷の望み」
ソード7
- コソコソ辺りを警戒する「悪意」
- 素知らぬ顔で口笛を吹く。「変装」
- 建物の主と談笑し握手。「詐欺」

- 石につまずき、持っていた剣が体に刺さる。「注意力散漫」
- 刃を素手で持ち、血が滴る。「準備不足」
- 準備しておいた馬車に、剣を積み込む「用意周到」
聖杯2
- お化粧したり、服装を整えたり。「正装」
- 聖杯に色々と入れる。「名刺、履歴書」
- 相手の事を思い浮かべ、にやける。「思い込み」

- 相手から渡された聖杯の中身を見て、驚く。「思ったのと違う!」
- 相手から渡された聖杯を飲み、うっとり涙する。「契りを交わす」
- 2人で肩を並べて夕日を眺める。「相思相愛」
塔
- 皆、窓辺で卑しい笑いで、文明を貪る。「飽食」
- 神が雲上で、天災を起こす準備をしている。「終わりの砂時計」
- 異変に気付いた動物たちは、みんな逃げている。「文明の発展と引き換えに失われた能力」

- 文明が滅び、代わりに星空が見えるように。「本当の幸せ」
- 塔は、真ん中からポッキリと半分に。「1/2」
- 人間の死体を、カラスが啄ばむ。「無に帰す」
最後に
いかがだったでしょうか?
アフタータロットの着想を下に、時間軸での発想法を展開してみました。
コツとしては、「考えたビフォーとアフターを、図柄として自分なりにイメージする」事です。
ただの文字の暗記よりも、記憶として定着しやすく、また、発想力を鍛える事にも繋がるハズです。
何より、やっていて楽しいので、是非皆さんも、やってみて下さい。
では。
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