Vivaldi。カスタマイズに長けたブラウザ
ブラウザって、色々ありますよね。有名どころでchrome、firefox、edgeなどですかね。そのなかでも、Vivaldiというブラウザが非常に面白い。独自機能があり、カスタマイズ性にすぐれ、今自分が主力で使っているブラウザです。その気になる機能の中に、「コマンドチェイン」なるものがあります。これが中々、カスタマイズ心をくすぐります(笑)この記事では、コマンドチェインとはなんぞや?から、今自分が使っているコマンドチェインの1例まで紹介したいと思います。
コマンドチェインとは?
人間がブラウザ操作をする時は、どんな流れで操作していくでしょうか?
お気に入り1を開いて、お気に入り2を開いて、気になる単語は検索して、新たなリンクを開いて…といった感じで、「単一的な操作を、順番に行っていく」という流れになりますよね?もし自分のブラウザ操作に、ある程度決まった流れがあるのであれば、その流れ自体をを登録しておいて、ワンアクションでその流れを呼び出せれば便利ですよね?それを可能にするのが、コマンドチェインと呼ばれる機能になります。
豊富なコマンド軍
「ページ最上部へスクロール」「新しいタブでリンクを開く」「タブを閉じる」「選択した文字列で検索」「タブをスタックする」「ページを拡大」「ページ内検索」「貼り付けて移動」「ページ翻訳」「上下に並べて表示」などなど…
これらのコマンドを組み合わせながら、1連のチェインを作っていきます。そのコマンド数200以上あるみたいです…
200以上ってすごくない?
JavaScriptを組み込める
なんと、チェインの中にJavaScriptを組み込んで、より複雑な動作をさせる事が可能です。コード自体は、ブックマークレットと同じ作り方です。また下記にサンプルを出しますが、簡単にまとめると、
- ()=> や function(){}などで関数にする
- さらに、1の関数を即時関数で挟む
- javascript: を出来上がったコードの先頭につける
「遅延」は、重要な’待ち’コマンド
さて、様々なコマンドを組み合わせて順番に処理していくコマンドチェインですが、組み合わせたチェインを発動させると、通常は、初めから終わりまでコマンドが一気に完了してしまいます。でも中には、「指定ページが全部読み込まれるまで、次のコマンドに移行するのは待って欲しい」みたいな事も割とあるのではないかと思います。そんな時に、各コマンドの間の必要箇所に入れて、待ち時間を設けるコマンド、それが「遅延」です。上記の※1、サンプル画像:vivaldiコマンド選択画像 の中の、「Command 6」がそれにあたります。コマンドパラメータには、実際の待ち時間を数値で入力しますが、1秒=1000 として入力しましょう。
DuckDuckGoと!Bangのダブルサーチ
さて、コマンドの組み合わせにより色んな動作が可能になりますが、ここでサンプルを1つ紹介します。どういった動作かというと、「選択テキストをDuckDuckGoとBangの両方で検索する」というものです。コマンドの流れは、下の画像をどうぞ。
//Command9 のコマンドパラメータ javascript:(() => {if (location.href.includes('https://duckduckgo.com/?q=')) {let duck = location.href.replace('com/?q=', 'com/?q=!g+');window.open(duck,'bang');}})()
★Dual search Duck & Bang
- DuckDuckGoをメインに設定している人向け
- ページ内のテキストを選択した状態でスタート
- 「コピー」から入るので、メモパネルのテキスト選択からも行ける
- 「ページ内検索」が不要なら、Command 10以降を削除する
- 「遅延」のパラメータは、各自環境により要調整
- !Bangは、好みのものに変更可能(サンプルではgoogleにしてある)
!Bang の変更について
上記のComannd9 のコマンドパラメータを見て下さい。
location.href.replace(‘com/?q=’, ‘com/?q=!g+’)
赤字の!gを、好きなBangに変える事が可能です。!wでも(wikipedia)、!twでも(Twitter)、!Qiitaでも(Qiita)、好きなものに変更してください。
↓DuckDuckGoの!Bang検索ページ
おわりに
いかがだったでしょうか?
コマンドチェインという1連の流れに、JavaScriptも組み込めることで、様々な動作が出来そうですね。
自分好みのカスタマイズが、色々楽しめそうです。
それでは!
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